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舞台『アルジャーノンに花束を』 [大好きな人]

アルジャーノンに花束を

「かしこくなりたいんです。僕は賢くなりたい」
賢くなりたい  お母さんが喜ぶような 賢い人になりたい。

幕開けは ピュアな透き通った浦井君の声で始まります
研究者たちの行おうとしている「人体実験」を 賢くなりたいというヒトツの思いで受けたいと熱望するチャーリィ
人々の思案の渦に巻き込まれても その「賢くなりたい」という思いの強さは変わらない。
痛い手術にも耐えて見せると彼の透き通った声が響く舞台
一幕のそんな始まりで 胸が痛くなったのは
あまりに チャーリィがピュアで穢れのない少年のような人だから。。。
このチャーリィを 持ち前の清潔さ、で浦井君が演じています。

浦井健治君は 2003年のル・テアトル銀座で観た舞台
「阿国」で初めて知りました。(アッキーよりもファン歴は古い/笑)
一蔵という役だったのですが、なんてダンスの巧いカッコイイ男の子なんだろうって思って印象に残ったの。
次に彼を観たのは翌年、帝劇の舞台でした。
ロビーに入っていくと そこに大きな彼のポスターが飾られてあって
「帝劇初登場」と書かれてありました。
その時に それまで忘れていた「阿国」の彼が甦ってきました。
といっても 正直「どっかで観た人だ」と思って パンフレットで確認したのですが・・・

あの少年が(まるっきりそれは少年のような純な印象の人でした)帝劇に。。。。。
あの時の大きな彼のポスター(といいますか 全身の人型でした)、すごく印象に残ってる。

(本の ではなくてこの舞台の)チャーリィは浦井君にぴったりの役でした。
ピュアで優しくて笑顔がとびっきり美しくて愛らしくて・・・
人の優しさをちゃんと受け止められる、それが例え「憐れみ」や「侮蔑」から起きたものでも
自分に対する愛情だと受け止められる。
チャーリィは賢い人になることに憧れを強く持っていたけれども
それが自分の美しい心を優しい心を人に愛される“徳”を失ってしまうことには気がつかない。
人は誰も たとえチャーリィでなくても その時に自分の持っている美しい部分には気がつきにくいものなのかもしれないな・・・
ヒトツのことを得る事は ヒトツの事を失うことだと知るには人は愚か過ぎるのかな・・・

ニ幕終盤 次第に元の「頭の悪い、愛すべきチャーリィ」に戻っていく場面の憐れさ
錯乱していく彼を 浦井君はそれは哀しく切なく演じていて泣きました。
自分が元の自分に戻ってしまったのは「ちゃんと自分が勉強を真面目にしなかったからだ」と幼くなってしまった頭で心で考えるチャーリィは、そのピュアさ故に会場の涙を誘いました。

巧い役者になったなぁ~ 本当に表現力がより深くなったなって浦井君の舞台を観て思いました。
私がそんなこと思うのも おこがましいのですけれども。。。

また きっと再演あるだろうなって観終わった瞬間に思いました。
それほど 浦井チャーリィはぴったり彼に寄り添っていました。
ただ・・・・・・・・・・博品館と違う劇場でやって欲しいなぁ~
箱の大きさは 舞台と客席が一体になるにはちょうど良いのですけど、なにしろ縦に長い上に観客席の傾斜が緩いので、前の人の頭が舞台にかぶさって肝心の舞台が人の頭で隠れる始末。。。。。。後ろを気にしながら右に左に揺れないと自分が舞台を観られない。
集中しにくいです。。。。。芝居に・・・
その点 パルコ劇場や北千住のシアター1010などは箱の大きさも客席からの見やすさもよかったです~
次は パルコかシアター1010 テアトルあたりでお願いしたい(ホント 頼みます)

舞台の話は 本当にまだまだ書きたいことがあったのですが
言葉で書くのは難しいと改めて思います。 私には難しいな・・・

それにしても笑ったのは 舞台終了後、中央通りを歩きながら、一緒に行ったmaちゃんと舞台の話をして2人して泣いてしまったんですね。
その瞬間、ヴァンクリのドアマンと目が合った私。。。
一瞬驚いたような顔を見せたドアマン。。。そりゃそーだ 夕方の銀座を泣いて歩くか(笑)
舞台の余韻覚めやらぬ私たちは チャイニーズレストランでお茶をして美味しいスィーツを頂いたのでした。

う~ん 幸せな一日☆
一緒に行ってくれて maちゃん ありがとう~~~
また 遊んでね☆


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コメント 6

mana

本当に楽しい時間をありがとうございました!
浦井君良かったですねぇ~ほんとうに切なくてまた、思い出しては泣き…
デザートもおいしかったね、お店の雰囲気もよかったし…
ではまた、ご一緒してくださいね
by mana (2006-03-05 13:48) 

珊瑚

楽しかったし 美味しかったねぇ~☆
また 新しいお店開拓しつつ遊ぼうね!! ホント どうもありがとう~~~っ☆
by 珊瑚 (2006-03-05 17:27) 

ノーマ

すみません、どーしても気になったので書かせていただきます。
『チャールズ』ではなく『チャーリィ』です。
by ノーマ (2006-03-06 20:58) 

珊瑚

でした!!!!!
なんと 間違ってます!!!

いやん この場所、引越ししたのにぃ~!
。。。。。。しかし 相変わらず私らしいといえば 限りなく私らしい(爆)
こういうこと よくやるんですよぉ~
ノーマさん ありがとうございます~☆
よかったら 上の記事にある新しい場所に遊びにいらしてください~♪

。。。。。記事 手直ししておきますね! サンキュ です!!
by 珊瑚 (2006-03-08 07:20) 

pipo

こんばんは。sangoさん。
素敵なレポートありがとうございます。
「アルジャーノンに花束を」観たかったです~。
7月に東京まで「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観にいきます。
そのときに浦井くんに会えるのが楽しみです♪
by pipo (2006-04-03 21:46) 

珊瑚

pipoさん~

ご、、、ごめんなさい~~~っ!!!
最近 来てなかったんです~ こちらのブログ(汗)
浦井君 素敵ですよね~ 7月ってこととは、先日のFCイベにはいらっしゃらなかったのでしょうか?
いつか 浦井君関連の場所でお会いできたら嬉しいです~☆

コメント ありがとうございました!
by 珊瑚 (2006-04-30 13:45) 

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アルジャーノンに花束を

「かしこくなりたいんです。僕は賢くなりたい」
賢くなりたい  お母さんが喜ぶような 賢い人になりたい。

幕開けは ピュアな透き通った浦井君の声で始まります
研究者たちの行おうとしている「人体実験」を 賢くなりたいというヒトツの思いで受けたいと熱望するチャーリィ
人々の思案の渦に巻き込まれても その「賢くなりたい」という思いの強さは変わらない。
痛い手術にも耐えて見せると彼の透き通った声が響く舞台
一幕のそんな始まりで 胸が痛くなったのは
あまりに チャーリィがピュアで穢れのない少年のような人だから。。。
このチャーリィを 持ち前の清潔さ、で浦井君が演じています。

浦井健治君は 2003年のル・テアトル銀座で観た舞台
「阿国」で初めて知りました。(アッキーよりもファン歴は古い/笑)
一蔵という役だったのですが、なんてダンスの巧いカッコイイ男の子なんだろうって思って印象に残ったの。
次に彼を観たのは翌年、帝劇の舞台でした。
ロビーに入っていくと そこに大きな彼のポスターが飾られてあって
「帝劇初登場」と書かれてありました。
その時に それまで忘れていた「阿国」の彼が甦ってきました。
といっても 正直「どっかで観た人だ」と思って パンフレットで確認したのですが・・・

あの少年が(まるっきりそれは少年のような純な印象の人でした)帝劇に。。。。。
あの時の大きな彼のポスター(といいますか 全身の人型でした)、すごく印象に残ってる。

(本の ではなくてこの舞台の)チャーリィは浦井君にぴったりの役でした。
ピュアで優しくて笑顔がとびっきり美しくて愛らしくて・・・
人の優しさをちゃんと受け止められる、それが例え「憐れみ」や「侮蔑」から起きたものでも
自分に対する愛情だと受け止められる。
チャーリィは賢い人になることに憧れを強く持っていたけれども
それが自分の美しい心を優しい心を人に愛される“徳”を失ってしまうことには気がつかない。
人は誰も たとえチャーリィでなくても その時に自分の持っている美しい部分には気がつきにくいものなのかもしれないな・・・
ヒトツのことを得る事は ヒトツの事を失うことだと知るには人は愚か過ぎるのかな・・・

ニ幕終盤 次第に元の「頭の悪い、愛すべきチャーリィ」に戻っていく場面の憐れさ
錯乱していく彼を 浦井君はそれは哀しく切なく演じていて泣きました。
自分が元の自分に戻ってしまったのは「ちゃんと自分が勉強を真面目にしなかったからだ」と幼くなってしまった頭で心で考えるチャーリィは、そのピュアさ故に会場の涙を誘いました。

巧い役者になったなぁ~ 本当に表現力がより深くなったなって浦井君の舞台を観て思いました。
私がそんなこと思うのも おこがましいのですけれども。。。

また きっと再演あるだろうなって観終わった瞬間に思いました。
それほど 浦井チャーリィはぴったり彼に寄り添っていました。
ただ・・・・・・・・・・博品館と違う劇場でやって欲しいなぁ~
箱の大きさは 舞台と客席が一体になるにはちょうど良いのですけど、なにしろ縦に長い上に観客席の傾斜が緩いので、前の人の頭が舞台にかぶさって肝心の舞台が人の頭で隠れる始末。。。。。。後ろを気にしながら右に左に揺れないと自分が舞台を観られない。
集中しにくいです。。。。。芝居に・・・
その点 パルコ劇場や北千住のシアター1010などは箱の大きさも客席からの見やすさもよかったです~
次は パルコかシアター1010 テアトルあたりでお願いしたい(ホント 頼みます)

舞台の話は 本当にまだまだ書きたいことがあったのですが
言葉で書くのは難しいと改めて思います。 私には難しいな・・・

それにしても笑ったのは 舞台終了後、中央通りを歩きながら、一緒に行ったmaちゃんと舞台の話をして2人して泣いてしまったんですね。
その瞬間、ヴァンクリのドアマンと目が合った私。。。
一瞬驚いたような顔を見せたドアマン。。。そりゃそーだ 夕方の銀座を泣いて歩くか(笑)
舞台の余韻覚めやらぬ私たちは チャイニーズレストランでお茶をして美味しいスィーツを頂いたのでした。

う~ん 幸せな一日☆
一緒に行ってくれて maちゃん ありがとう~~~
また 遊んでね☆


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mana

本当に楽しい時間をありがとうございました!
浦井君良かったですねぇ~ほんとうに切なくてまた、思い出しては泣き…
デザートもおいしかったね、お店の雰囲気もよかったし…
ではまた、ご一緒してくださいね
by mana (2006-03-05 13:48) 

珊瑚

楽しかったし 美味しかったねぇ~☆
また 新しいお店開拓しつつ遊ぼうね!! ホント どうもありがとう~~~っ☆
by 珊瑚 (2006-03-05 17:27) 

ノーマ

すみません、どーしても気になったので書かせていただきます。
『チャールズ』ではなく『チャーリィ』です。
by ノーマ (2006-03-06 20:58) 

珊瑚

でした!!!!!
なんと 間違ってます!!!

いやん この場所、引越ししたのにぃ~!
。。。。。。しかし 相変わらず私らしいといえば 限りなく私らしい(爆)
こういうこと よくやるんですよぉ~
ノーマさん ありがとうございます~☆
よかったら 上の記事にある新しい場所に遊びにいらしてください~♪

。。。。。記事 手直ししておきますね! サンキュ です!!
by 珊瑚 (2006-03-08 07:20) 

pipo

こんばんは。sangoさん。
素敵なレポートありがとうございます。
「アルジャーノンに花束を」観たかったです~。
7月に東京まで「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観にいきます。
そのときに浦井くんに会えるのが楽しみです♪
by pipo (2006-04-03 21:46) 

珊瑚

pipoさん~

ご、、、ごめんなさい~~~っ!!!
最近 来てなかったんです~ こちらのブログ(汗)
浦井君 素敵ですよね~ 7月ってこととは、先日のFCイベにはいらっしゃらなかったのでしょうか?
いつか 浦井君関連の場所でお会いできたら嬉しいです~☆

コメント ありがとうございました!
by 珊瑚 (2006-04-30 13:45) 

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