『帆歌』

朝から　また修司を読んでいる。

今日は外は雨で、この上なく修司にお似合いの天気だ。
それも　シトシト陰鬱だったりして　あまりにピッタリなのが可笑しいくらい。

『帆歌』という歌集を開くと、彼の筆跡で一首　歌がしたためられている。
「田園に死す～犬神ー法医学ー」と括られた中の歌。

見るために両瞼をふかく裂かむとす　剃刀の刃に地平をうつし

(何をみようとしているのだろう　この人は。なにか見るべきものが存在しているというのだろうか?
今　生きていたら、この人は　なにを見て　何を感じるのだろうか???
そしてどんな作品に刻み込み練り上げ提示し昇華させていくのか???)

この修司の字が　この歌の為に作り上げられたかのように似合っている。
いつもこんな字をこの人は書いていたのだろうか?
字は人となり
その人を映し出す。　　　　のか　な・・・

先日Hさんと話ていて　字の話になった。
彼女の知り合いに　とっても素敵な奥様がいらして、洋服のセンスも良くてとてもお綺麗で「ああ～こんな人になりたいわ」って思うような方。なのですって。ある日その方が書いた字を見て　「なんだかガッカリしちゃったのよ」と。「若い人ならいいけれど、、、っていう字だったの」って。

???　どんな字なんだ?　

かと思うと、やはり彼女の知り合いに　いつもだらしない格好をしていていつ会っても不機嫌な奥様がいらして、決して好きとはいえない人だったのだけれど、「その人が書いた字を見てﾋﾞｯｸﾘしたのよ。すごく達筆で、文章も巧くて尊敬しちゃったわ。」って。

そうだね。字で人を判断してしまうことって結構あることなのかも。
でも　ただ達筆ならいいかっていうと　そうじゃないから面白いよね。
その人そのものを表しているかのような個性に出会った時、嬉しくなるし・・・
ああ～この人だ!　と思えてしまう　個性。。。。。

、、、、、、てなこと書いて遊んでないで　書道室に入ろう。
私は　寺山修司じゃないから　☆個性的な字☆　よりも、まずは目の前の昇段試験。

雨にお似合いの修司はひとまず閉じて、
墨と紙と筆と　そしてなにより一番厄介な“自分の未熟な腕”と格闘しよう。

『帆歌』

朝から　また修司を読んでいる。

今日は外は雨で、この上なく修司にお似合いの天気だ。
それも　シトシト陰鬱だったりして　あまりにピッタリなのが可笑しいくらい。

『帆歌』という歌集を開くと、彼の筆跡で一首　歌がしたためられている。
「田園に死す～犬神ー法医学ー」と括られた中の歌。

見るために両瞼をふかく裂かむとす　剃刀の刃に地平をうつし

(何をみようとしているのだろう　この人は。なにか見るべきものが存在しているというのだろうか?
今　生きていたら、この人は　なにを見て　何を感じるのだろうか???
そしてどんな作品に刻み込み練り上げ提示し昇華させていくのか???)

この修司の字が　この歌の為に作り上げられたかのように似合っている。
いつもこんな字をこの人は書いていたのだろうか?
字は人となり
その人を映し出す。　　　　のか　な・・・

先日Hさんと話ていて　字の話になった。
彼女の知り合いに　とっても素敵な奥様がいらして、洋服のセンスも良くてとてもお綺麗で「ああ～こんな人になりたいわ」って思うような方。なのですって。ある日その方が書いた字を見て　「なんだかガッカリしちゃったのよ」と。「若い人ならいいけれど、、、っていう字だったの」って。

???　どんな字なんだ?　

かと思うと、やはり彼女の知り合いに　いつもだらしない格好をしていていつ会っても不機嫌な奥様がいらして、決して好きとはいえない人だったのだけれど、「その人が書いた字を見てﾋﾞｯｸﾘしたのよ。すごく達筆で、文章も巧くて尊敬しちゃったわ。」って。

そうだね。字で人を判断してしまうことって結構あることなのかも。
でも　ただ達筆ならいいかっていうと　そうじゃないから面白いよね。
その人そのものを表しているかのような個性に出会った時、嬉しくなるし・・・
ああ～この人だ!　と思えてしまう　個性。。。。。

、、、、、、てなこと書いて遊んでないで　書道室に入ろう。
私は　寺山修司じゃないから　☆個性的な字☆　よりも、まずは目の前の昇段試験。

雨にお似合いの修司はひとまず閉じて、
墨と紙と筆と　そしてなにより一番厄介な“自分の未熟な腕”と格闘しよう。